「焼肉式舌鼓占い」の歴史は諸説存在します。その起源を古代エジプトや古代ユダヤや鶴橋商店街に求める説もありますが、いずれも学術的な根拠はなく発祥は不明。日本では明治時代の文献(まんがタイムきらら/芳文社)で初めてその記述が見受けられました。

「焼肉式舌鼓占い」では占者が食べた肉の味やシチュエーションからクライアント様の運勢などを総合的に判断します。この占術ではナムル、牛タン、脂の少ない赤身、脂の多い赤身、ホルモン、シャーベットの順で食べていくのが一般的ですが、楽しく食べるのが一番であるということ、まーし先生の元上司がその点について非常に七面倒臭い男であったということは言うまでもないでしょう。

鑑定中のまーし先生。アドバイスを受けた女性の目には涙が。

　

鑑定料

五円～　(相談内容によります)
※食事代、交通費はクライアント様持ちです

（10代・女性）
先日は鑑定してくださりありがとうございました！(^○^)
あたしと彼氏のテーブルに先生をお招きした瞬間から「二人の相性は最高」なんて言っていただき、秒でテンションはマックスに↑↑ﾜﾗ
舌鼓占いが始まり、あたし達はラブラブムード全開でお肉を食べ、先生のこともお構いなしでイチャイチャしていたら先生の雰囲気が一変。唸るような低い声で「別れろ」、「クソが・・・」と呟きだした時はびっくりしました！
先生が嫉妬の化け物と化したのか、それともあたしが98股をかけている大ズベ公だってことがバレたのかともう戦々恐々。
なにはともあれその彼氏は「認知してない隠し子だけでサッカーチームを作る」というやばい思想の持ち主だとその後発覚して別れました！先生には感謝です！

(50代・男性)
肉がうまかった。

占いに対し、むしろ懐疑的だった幼少期。その旺盛な好奇心で占いの本を読み漁り、逆に全ての占術を完全に極めた。

当初は趣味程度のお遊びだったが「牛丼チェーン店のカウンター席にあるカバンを置くスペースは小さすぎて使い物にならない」ということを悟り、導かれるように鑑定士としての道を進む。

「舌鼓占い」といったマイナーな占術まで網羅し、クライアントが恋愛や実印登録のやり方についての悩みを打ち明けた際は「苦悩なんて吹っ飛ばしちゃいましょう」と優しくロボトミー手術を勧めることで絶大な支持を得ている。

特に未来をリーディングしている最中の人に何のためらいもなく話しかけることを得意とし、その距離感を考慮しない声量で同業者や周囲の人間からは、「ちょっと黙ってて」、「マジで」、「マジで静かにして」、「いや、マジで。これマジのやつで」、「おまえら今 何時だと思ってる」などと、おそれられている。